サイトを複数人で運営/管理するためには、サイトに新規でサイト運営者(以下、ユーザー)を登録することが必要になってきます。
また、必要な権限を与えることでセキュリティ上の意味合いはもちろん、必要ない情報(雑音)が減り、より生産性の高い行動が期待できます。
今回は、ユーザーの登録方法と権限グループについて、詳細に解説をします。
手順
手順はいたってシンプルです。
管理画面左メニューの[ユーザー]から[新規追加]を選択します。
ユーザーに関する必要な情報を入力します。
項目概要 | 入力 |
---|---|
ユーザー名 | ログインIDを入力します。 ここでのユーザー名とは本名ではありません。 あとから変更できません。 ※必須項目 |
メールアドレス | 新規登録するユーザーのメールアドレスを入力します。 ※必須項目 |
名 | ユーザーの名です。 |
姓 | ユーザーの姓です。 |
サイト | ユーザーのサイトがあれば、入力します。 |
言語 | 使用する言語を選択します。 日本人であれば[日本語]、英語圏であれば[English]といったようにユーザーが理解できる言語を選択します。 |
パスワード | ログインで使用するパスワードを入力します。 入力したパスワードがどれだけ堅牢か度合いを表示してくれます。 |
ユーザーに通知を送信 | チェックがついている場合、メールアドレス項目に入力されたメールアドレスに、アカウント情報が送信されます。 |
権限グループ | ユーザーにどこまでの操作を許可するかを選択します。各権限グループの詳細は、記事の下部で説明しています。 |
最後に[新規ユーザーを追加]ボタンをクリックすると、新規でユーザーが作成されます。
パスワード強度
パスワードを入力すると、直下にパスワード強度が表示されます。
最大が「強力」で最低が「非常に脆弱」になります。
不正アクセスの原因になりますので、表示を参考により強固な強度のパスワードを設定するよう心がけましょう。
「非常に脆弱」「脆弱」判定の場合、「脆弱なパスワードの使用を確認」のチェックボックスが表示されます。もしそのままのパスワードで登録を行う場合は、チェックを付けて登録作業を続行してください。
権限グループ
付与する権限グループによって、そのユーザーがサイトのどんな設定/運用ができるかが変わります。
担当業務に応じて権限を付与することで、業務にそぐわない操作を防ぎ、サイト全体にダメージを与えることを防止することができます。
これで投稿作業だけしてもらう人に、サイト全体の設定をさせないようにできるね
種類 | 権限 |
---|---|
特権管理者 | 下記権限の操作に加えて、マルチサイト機能の操作が可能。 |
管理者 | 下記権限の操作に加えて、サイトの操作のすべてが可能。 ・サイトの各種設定 ・プラグインの管理 ・ユーザーの管理 ・WordPress/テーマの更新 ・データのインポート、エクスポート |
編集者 | 下記権限の操作に加えて、コンテンツの管理操作が可能。 ・カテゴリーの管理 ・固定ページの管理 ・コメントの承認 ・他ユーザーによって作成された投稿記事の編集 |
投稿者 | 下記権限の操作に加えて、投稿記事の作成が可能。 ・投稿記事の公開 ・自身で作成した投稿記事の編集 |
寄稿者 | 下記権限の操作に加えて、投稿記事の作成が可能だが公開することができない。 ・投稿記事の作成 |
購読者 | コメントを書き込むために登録するユーザーのための権限。 ・ログイン ・プロフィールの編集 |